[プレイ日記]カードキャプターさくら トレーディングカードコレクション
[プレイ日記]カードキャプターさくら トレーディングカードコレクション
生存報告シリーズです。

-前置き-
タイトルのCCさくらTCG(CCさくらTCC?)、クリアカード編のファングッズとして今年の4月くらいに売られだした商品ですね(知らんか)。
正直、CCさくらが好きでTCGに明るいような層には、このゲームが長続きどころか第二エキスパンションすら出なさそうなことがすぐに察知できてしまいそうなものです。
そもそも販売元はタカラトミーさんなので、単作品のキャラゲーが長続きしないことぐらい百も承知でいらっしゃるでしょうし、第二セットを作る予定なんかは(何かの間違いで爆売れしない限り)もともとないのかもしれませんね。

そういうわけで残念なことにカードゲーム専門店では定価の半額以下で投げ売りされてしまっていることも多いこのゲームですが、吉祥寺に少なくとも3人くらいいる投げ売りTCG愛好部(今作りました)としては買わないわけにはいきませんね。

ちなみに投げ売りTCG愛好部の活動実績としては、50円で構築済みデッキが売られているパズドラTCGを1時間プレイし、難解極まる説明書に従ってプレイした結果、40分程度のプレイでようやく1ターンを進行し、最後に行き着いたコンバットフェイズの結果ダメージが通らず、戦闘をしかけた側のリソースが何故かすべて吹っ飛んだところでこのゲームを諦めたこと、などがあります。

というわけで、地元でもボックス2000円の構築済みデッキ500円とかなり遊びやすい価格(?)だったのでプレイしてみました。



-ぷれい編-
まずお暇であれば画像1枚目のルールガイドをご参照ください。

とりあえず構築済みデッキ同士でプレイしてみた感想は、意外にもなかなか面白いルールをしているなということでした(偉そうだな)。

まず後手が有利なカードゲームは珍しい。
要するに出せるカードを出して数字の合計を競って5回中3回勝てば祝勝利、というゲームなんですが、出された特定のカードを裏向きにする(要するに除去)とか、次にプレイできるカードを制限するようなカードがちらほらあって、相手の出したカードや、残っているプレイ領域などを加味して動ける後手が明らかに強いです。

そのため、1回数字の合計を競った時点で勝利した側は次のターンでは先手(不利)となる仕様になっていたり、数字の合計が同値の場合は先手が勝つようにルーリングされています。なるべくシーソーになるよう、よく作られているなぁと思います。

それはさておき構築済みデッキが事故りまくる。
プレイできるカードの色を決定する精霊カードには右下に闇属性を置けよ!と指定があるのに、デッキに闇属性のカードが1枚も入っておらずカードをプレイできないターンがあったり(一応他カードの能力で闇属性エリアに好きな属性のカードを置けるようにしたりはできるのだが)、そりゃ事故るだろうという内容。
構築済みデッキなのでそんなもんでしょうか。

かえって自分でデッキを構築するのは楽しそうだなということで、4ボックス開封してデッキをいじりました(あっさりドハマり)。
精霊カードが同名max2積みで合計5枚な関係で、色を絞り込むのが難しく、構築に頭を悩ませてくれて楽しい!

まず友人が構築したのが色を絞り込んでサイズファッティ(魔力の大きいカード)を叩きつけまくって数字勝ちするデッキ、僕が構築したのが魔力50のカードしか入れずにコンボ(出した4枚のカードが全て同じ数字か同じ色ならそのプレイヤーの勝ちになるというルール)だけを狙うデッキだったんですが、《封印解除-包囲(Siege)》という相手の魔法を打ち消す魔法カード(Spカード)があり、妨害を魔法だけに頼ったファッティデッキではコンボデッキに全く太刀打ちできませんでした。

というかこの《封印解除-包囲》が相当強力なカードで、魔法カードが1枚しか伏せられない関係上、これを伏せた瞬間盤面の情報だけで勝敗が確定するので、逆転要素とは?といった感じです。いろいろ面白そうなSpカードがありますが、まずはこれを3枚から始めるのがよいかなと思います。

そもそも魔力50のカードは次に出すカードの色縛りを緩くできるカードが多かったり、魔力50でカードを2枚引ける雪兎さんのカードもあるので安定度が段違いでした。

そんでまあZooじゃANTには不利だよねという話になり、友人はデスタクとやらを組み始めました(めちゃくちゃになってきた)

案の定デスタクよろしく妨害カードばかり入れたデッキにANT(仮)は全く太刀打ちできず、ところがそのデッキはファッティデッキに勝てるんかい!という話になり、いい感じにメタゲームが形成されてきました(?)

というか妨害カードがめちゃくちゃ強い。
とくに地属性のカードは強く、魔力80の《木之本 桃矢》(相手は次のターンに茶色のカード以外を出すなら除去られた状態で場に出す。これをケアするために茶色のカードを出せるゾーンはあけておくという定石が誕生。状況によってはもちろんケア不能で1枚分のアドバンテージ)は最強兄貴と呼ばれ、魔力80の《木之本 桜》(相手の桜を除去る。カードプールが狭すぎて桜が場に出ないことがほとんどない)は《Shriekmaw》と呼ばれ恐れられました(?)

この時点で二人ともこのあたりのカードを必ず採用し、お互いに妨害しながら立ち回り、サイズファッティやコンボを多く通せるように構築し始めました。
クロックパーミ時代に突入ですね(?)

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そんなわけで紆余曲折あり、画像のデッキが一応僕たちの中で勝率の高かったものです(2日くらいしか遊んでませんが)。

ここまでの日記内容でほとんど解説は済んでしまっていますが、相手の妨害をしながら90コンボかサイズファッティ勝ちを狙います。
魔力90はShriekmaw桜に除去られず、自分も地属性を使うことで兄貴もケアしやすく、緑90《ケルベロス》が裏にされたキャラを表に出来るおかげでコンボを成立させやすいように思いました。緑90《月》が有力(だと思っている)な地属性に強いのも魅力的です。

SPカードはForce of Willこと《封印解除 包囲》は当然として、イカみたいなローブを着た★○君のカードが入ってます。
相手に包囲があった場合は何のカードを使っても一緒なので考慮しないとして、SPカードは1枚を裏にするとか1枚を表にするとか、魔力300加算(実質1枚のバニラを表にしているような計算)とか、カード1枚分の働きだけをするものが多いです。
要するにざっくりとですが、これら包囲でもイカでもないカードをお互いに使いあった場合には、結局のところ盤面の勝敗はおおよそ覆らない計算になります。
イカのみ相手のカードを2枚以上持っていける可能性があり、包囲がなければこれで勝敗が覆るシーンもあるので採用しています。

そして最後に最重要カードとして、黄250《木之本 桜》と赤260《ユナ・D・海渡》です。
僕は2日間のプレイではこの《ユナ・D・海渡》こそがこのゲーム最強のカードだと思いました。

テキストは二人とも一緒で「手札を2枚捨てる」です。16年間カードゲームやってて手札を2枚捨てるカードが最強だと思いますなんて書く日が来るとは……

このゲームは各エンドステップに手札を7枚になるように調整するんですよね。8枚以上なら捨てるというだけでなく、足りないなら7枚になるまでドロー出来ます。
つまり捨てたぶん引けるんでデメリットになってない。というか、メリットになってるんです。

プレイできるカードに制限があるルール上、不要牌を切ってエンドステップに別のカードに変えられるこれらのカード群は、カードをプレイできないターンをなくして動きを安定させるために非常に有効で、手札を捨てると書いてある一方で、実質的にはルーター(手札の入れ替え)と化しています。

そもそも、戦闘が行われるまでに「1ドローして1キャラプレイ」を4回繰り返し、SPカードを1枚使うだけなので、通常の手段ではターン終了までにカードが1枚しか減りません。
よって、このターンに使いきれなかったカードを6枚も抱えたまま次のターンへ向かう、というのが通常の手順になります。
当然、これを任意に捨ててドローに変えられれば安定度は段違いになります。

さらに、この能力はデメリット扱いされているのか、この二人は黒の300《月》を除いたすべてのカードより魔力が高いカードになっています。
妨害しながらサイズファッティで勝つ、それでいて隙があればコンボを決める、という一見めちゃくちゃなコンセプトが成立し得るのも、これらのカードが「ノーリスクでデッキを回転させるサイズファッティ」として君臨しているからです。

茶80桜に裏向きにされてしまう黄250桜は一応相手を見て出したいところですが、執事のほうは本当に状況を選ばず強力です。原作の方でもボスキャラ感を匂わせていますが伊達ではありませんね。

もっとも、このカードが存在しているおかげで事故が緩和されていて、駆け引きを毎回楽しめるようになっているので、嫌悪感の湧かないタイプの良いグッドスタッフだなーとは思います。
並べて包囲がないとイカにやられることもありますしね。


-まとめ-
わりと面白いのでCCさくらが好きで投げ売りされてるのを見かけたら遊んでください

あと4箱もあけたのに300《月》が2枚足りなくて闇、というか闇とセットになっちゃってる水のデッキが組めないので誰かわけてください

コメント

ランクス
2018年9月18日11:47

プレリの時に剥いてる知り合いがいたのでルールブックはその時に読みました、なんか大体ミラクル・オブ・ザ・ゾーンみたいな感じだなと感じました。
やったことはないです←

大明神様
2018年9月18日19:10

>ランクスさん
ミラクルオブザゾーン、自分は遊んだことがないのですが、ほとんど同じらしいですねw
レアリティ表記がないところまで踏襲しなくても良いのではと思いますがねww

さくら、そこそこ楽しんだあとに次セットが恐らくでないであろうことに虚無感を覚える神ゲーなのでぜひ手に取ってみてください(?)

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